【寿歌(ほぎうた)~堤&戸田&橋本 シアターガイドより】 [演劇]
About 寿歌
1979年春、北村想27歳の時に、自身の劇団の為に書かれた(寿歌)。
女優の稽古用台本として名古屋で初演され、
岸和田國士戯曲賞候補にもなり、
広く知られることとなった。
登場人物は旅芸人ゲサクとキョウコ、彼らの前に突如現れた謎の男ヤスオの三人きり。
核戦争後の世界でしぶとく生きる彼らの旅は、
何とも愉快でバカバカしく、そこはかとなく哀しい。
プロアマ問わず上演も多く、漫才のような関西弁のやりとりの楽しさ、
ラストシーンの雪の美しさを知る人も多かろう。
(余談だが、作者のブログ<2011年3月24日>によると、
執筆当時に体調を崩し、微熱があったのか、
自分を心地よく冷やしてくれる雪が欲しくてラストシーンが雪になったという)。
核の恐怖が迫る世界を描いた話と思うと、
現在の状況の預言書のように捉えるえる向きもおられよう。
時節柄重ねてしまうのは致し方ないが、
そのバイアスをしばし緩め、普遍的な物語として見れば、
社会の混乱時での芸能のあり方、神と人との関係、
人間の根源的な姿などなど、多くのものが見えてくるに違いない。
たかが芝居、されど芝居。
キョウコの名にある「虚構」に芝居心を見、
想像力を遊ばせて、彼らのリヤカーの行方を見届けよう。
寿歌(ほぎうた) シス・カンパニー
非効率なアフィリエイトだから収益が得られない!
効率的に稼ぐならココだけ知ればOK!教材、動画、音声が無料。
⇒ http://123direct.info/tracking/af/478504/PzpK0MgR/
2012-01-13 23:31
nice!(0)
コメント(0)
トラックバック(0)
コメント 0